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ご案内

桃とぶどう 山梨ひらやま農園 
 生産者という立場から、山梨ひらやま農園で生産している、ぶどうの品種と栽培面積、生育・出荷カレンダー、病虫害に対する防除、ぶどう畑の土作り、肥料のことなどについて、お伝えしています。

所在地:〒405-0024 山梨県山梨市歌田922-9
e-mail:hirayamanouen@gmail.com
 
ご注文はこちらから:http://www.momo-budou-yamanashi.jp/

 

ぶどうの生育・収穫

ぶどうの出荷・収穫カレンダーは、概ね下記のとおりです。温暖化の影響のためか、桃と同様に、ここ数年収穫時期が早まる傾向が目立っております。

 

品種
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
×
×
×

 

  ◎=枝の誘引、×=ジベ処理、▼=房作り、□=摘粒、■=袋かけ、○=収穫、☆=施肥。
 10月以降は、古くなった木の伐採、苗木の定植、冬場の剪定作業等、次のシーズンに備えるための仕事があります。

発芽・展葉期

ぶどう 発芽・展葉

 【発芽と展葉】
 春になり気温が上がってくると、ぶどうの芽は容易に発芽するようになる。発芽に先だって、結果母枝の剪定後の切り口から樹液が出る。
 発芽後、新梢が伸長し、それに伴って葉が次々に展開する。展開した葉は、拡大を続け、展葉後5週間程度でそれぞれの品種固有の大きさになる。


新梢伸長期

【新梢】
 新梢の伸長速度、長さ、葉の大きさ、葉色などは、樹勢(木の状態)を反映しているので、新梢を観察することによって、木の生育状態(樹相)を診断できる。
 樹相の良い木では、結実が安定し、果実の肥大や着色が優れ、生産力が高い。
 強勢または、弱勢な木では、花ぶるいしやすく、果実の着色が不良で、生産力が低い。

 

【芽かき】
 新梢の成長をそろえるために、強い新梢や弱い新梢は取り除く。
 芽かきの時期が早いほど、またその量が多いほど、残した新梢は、旺盛に成長する。
 したがって、樹勢の強い木では、芽かきを遅らせ、芽かきの程度も軽くする。一方、樹勢の弱い木では、芽かきを早く、強めに行う。

 

【誘引】
 新梢を棚に固定することで、新梢の強さをそろえ、また新梢への日当たりを均一にする目的で「誘引」を行う。強い新梢ほど、早く誘引する。

 

 

【摘心】
 新梢の先端を摘み取ることで、新梢伸長をそろえ、結実をよくする効果がある。

開花・結実期

巨峰 開花・結実

【特徴】
 この時期には、前のシーズンから蓄積された養分による生育から、新葉で作られた養分による生育に転換する。いわゆる、養分転換期である。
 健全な木では、新梢の長さ・強さが適度でよくそろい、葉が大きすぎず、葉色もあまり濃くない。また、花穂が大きく、小花数が多く、副穂の発達も良い。

 

【開花と受精】
 木の栄養状態が良好で、天候が良ければ、小花の花冠がきれいに取れて、雄しべと雌しべがあらわれる。同時に葯が開いて花粉が放出され、受粉・受精がおこなわれる。

 

【花ぶるい】
 花冠が取れずに変色し、受粉・受精しないまま落花する現象である。開花期の低温や降雨、花器の不完全、栄養不良、新梢の徒長的成長などが原因で、花ぶるいは起こります。
 防止策としては、開花前の摘心、花穂の切り込み、ホウ素散布などで対応します。

 

【ジベレリン処理】
 花穂をジベレリン処理することによって、種なし果実にします。ジベレリン処理によって無核になった果房は、有核果房よりも熟期が2?3週間程度早まります。
 ジベレリン処理は、ふつう、種をなくすためと果実肥大を促すために2回行います。品種によっては、果実肥大を目的に1回処理の場合もあります。
 処理の仕方は、通常は、プラスチック容器にジベレリン溶液を入れ、これに花穂を浸漬する方法で行います。


果実肥大期

巨峰 果実肥大

【果実肥大1期】
 開花後30?40日で、果実は急速に肥大する。最初の2週間は、細胞分裂が盛んで、果実を構成する細胞数が決まる。

 

【果実肥大2期】
 1期後の2?3週間で、果実肥大が緩やかな一方、胚が発達して種子が硬化するので、硬核期と呼ばれる。

 

【果実肥大3期】
 硬核期終了後から成熟期までの期間である。果実は、急激に肥大し、軟化するとともに糖を蓄積し、果皮にアントシアニンが蓄積される。

 

ピオーネ 果実肥大
【着果量の調節】
 品質の良い果実を生産し、また花芽の形成や貯蔵養分の蓄積を促すため、着果量を調節する必要がある。
 新梢数の制限や花穂の切り込みも着果量の調節になるが、最終的には、摘房や摘粒によって適正な着果量にする。

 

【摘房】
 「園の面積あたりの着房数を目安にする方法」、「葉面積から着果量を決める方法」などがある。実際には、面積を目安に樹勢と相談しながら、着果量を決定している。

 

【摘粒】
 摘粒は、結実が確定したのちに行う。小果、変形果、病虫害果、果房の内側の果粒を優先的に除いてゆく作業である。この時期は、梅雨の時期と重なるため、雨に直接触れることにより生ずる裂果を防止するため、摘粒の完了した房から、傘かけを行ってゆく。

 


果実成熟期

巨峰 果実成熟

【果実の成熟と品質】
 成熟期に入ると、急速に糖度が上昇する一方、酸含量が減少し、果肉が軟化して品種特有の香りを呈するようになる。
 果実の品質を左右するのは、糖度と着色度である。低日照、着果量過多、新梢の徒長的な成長などは、果実への養分転流を少なくし、糖度の上昇や着色を妨げる。

 

 この時期には、健全な木は、ほとんどの新梢が伸長を停止し、葉色がやや薄く、新梢の登熟率が高くなる。こうした状態の木は、光合成による生産物の多くが果実に転流するため、果実の品質が優れる。

 


収穫期

巨峰 収穫

【収穫】
 収穫時期は、果実の糖度、酸度、果皮色、食味などから判断する。気温が高くならないうちに、果粉(ブルーム)を落とさないように注意して、収穫する。

 

ピオーネ 収穫


養分蓄積・休眠期

ぶどう 休眠期

【養分蓄積】
 収穫後も、葉は光合成を活発に行っており、果実に転流していた光合成産物は枝幹や根に送られ、貯蔵養分として蓄えられる。貯蔵養分が多く蓄積された木は、耐寒性が強く、翌年の発芽もよくそろう。

 

【休眠期の管理】
 収穫後も、葉を健全に保ち、適期の秋肥によって貯蔵養分を多くすることが重要である。
 休眠期には、元肥の施用、土壌管理とともに棚の補修などを行う。